こんにちは!THEGYM GOLFです!
ゴルフのパフォーマンスを向上させるためにトレーニングを行うことは重要ですが、
間違った順番でトレーニングをしてしまうと効果が半減するどころか、
むしろ悪影響を及ぼすこともあります。
多くのアマチュアゴルファーが見落としているのが、トレーニングの「順番」です。
いきなり筋力トレーニングやスピード強化を始めても、
正しい動作が身についていなければスイングに活かせません。
今回は、ゴルフのトレーニングにおける正しいステップと、なぜその順番が重要なのかを解説していきます。
ゴルフのトレーニングの正しい順番
ゴルフの動作をスムーズにし、最適なスイングを手に入れるためには、
以下の5つのステップを順番に進めることが重要です。
1. 理想的なアライメント(姿勢・セットアップ)を整える
まず最も重要なのは、ゴルフにおける正しい姿勢(アライメント)を身につけることです。
アライメントとは、
✅ 正しい姿勢(アドレス時の骨盤の角度、背骨の位置)
✅ 身体の各部位の適切なポジション
✅ スイング軌道を安定させる土台
これらを整えることが目的です。
この基本ができていないと、いくら筋力をつけても正しいスイングにはつながりません。
特に、腰が落ちすぎたり、前傾角度が崩れたりすると、パワーが伝わりにくくなるため、
まずはこの部分を重点的に改善する必要があります。
2. 柔軟性の獲得
アライメントが整ったら、次に必要なのが柔軟性です。
ゴルフスイングでは、肩、胸椎(背骨)、股関節の可動域が非常に重要になります。
柔軟性が不足していると、無理な力でスイングしようとするため、
ケガのリスクが高まり、スムーズなスイングができなくなります。
特に重要なのは、
✅ 胸椎の回旋(肩の可動域)
✅ 股関節の柔軟性(スウェーやスライドを防ぐ)
✅ ハムストリング(太ももの裏)の柔軟性(前傾姿勢の維持)
ストレッチやモビリティトレーニングを取り入れ、柔軟性を高めることが大切です。
3. 安定性の獲得
柔軟性が向上したら、次に安定性を強化します。
ゴルフスイングは動きが大きいですが、安定した土台がなければ正しいスイング軌道を維持することができません。
安定性を高めるためには、体幹の強化が不可欠です。
・プランク
・デッドバグ
・サイドプランク
・ヒップヒンジのトレーニング
などを行い、スイング時にブレない体幹を作りましょう。
4. ゴルフ特有の動作を獲得
ここまでの段階で、柔軟性・安定性が整ったら、いよいよゴルフ特有の動作を身につけるフェーズに入ります。
このステップでは、
✅ 正しいテイクバック
✅ 切り返しのタイミング
✅ 下半身主導の動き
など、スイングの中で必要な動作をトレーニングします。
ここで大切なのは、力に頼るのではなく、効率的な体の使い方を学ぶことです。
無駄な力を抜き、スムーズなスイングを身につけることが目標になります。
5. パワー・スピード・筋力アップ
最後のステップが、パワー・スピード・筋力を向上させるトレーニングです。
ここで初めて、スクワットやデッドリフトといった筋力トレーニングが意味を持つようになります。
多くのパーソナルジムでは、いきなりスクワットなどの筋トレを取り入れがちですが、
それではゴルフスイングには生かされません。
パワーを上げることは確かに重要ですが、
土台(アライメント・柔軟性・安定性)ができていないと、せっかくの筋力がスイングに活かされないのです。
また、ゴルフに必要なのは単なる筋力ではなく、瞬発的なパワーやコーディネーション能力です。
そのため、
・メディシンボールスロー
・ジャンプ系トレーニング
・ローテーショントレーニング
といった、スイングに直結する動作を取り入れることが大切です。
多くのアマチュアゴルファーは、
「飛距離を伸ばしたい!」
「スイングを安定させたい!」
と考え、いきなり筋トレやヘッドスピード向上に取り組みがちです。
しかし、ベースとなるアライメントを整えずにトレーニングを行うと、せっかくの努力が無駄になってしまう可能性があります。
✅ まずはアライメント(姿勢)を整える
✅ 次に柔軟性を高め、体の可動域を広げる
✅ 安定性を強化し、ブレない土台を作る
✅ ゴルフに必要な動作を身につける
✅ 最後にパワー・スピードを向上させる
この順番を意識してトレーニングを進めることで、ゴルフのパフォーマンスが飛躍的に向上します。
ゴルフに生かせるトレーニングを正しく行い、スイングの精度と飛距離をアップさせましょう!